性行為は、時と場合によって性病の感染リスクが高くなってしまいます。どんなプレイだと、性病にかかりやすくなるのかについてご紹介しますので、病気のリスクが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
一番感染リスクが高いのはアナルセックス
どのようなプレイであっても、性病感染のリスクは伴いますが、特にアナルセックスは感染リスクが高いと言われていますので、注意が必要です。なぜ、アナルセックスが性病になりやすいのかというと、肛門はとてもデリケートな部分だからです。特に、直腸はちょっとした刺激で傷が付きやすい部分なので、アナルセックスが原因で出血してしまいます。出血すると、血液を介して、HIVやB型肝炎などの病気のリスクも高くなってしまいます。
どうしても、アナルセックスをしたいときには、性病感染を防ぐために、コンドームを適切に着用するようにしてください。また、アナルセックスは、性病だけでなく、痔になってしまうリスクもあります。痔が悪化すると、出血がひどくなる場合や激しい痛みを伴うようになりますので、十分に気を付けるようにしてください。
膣内に挿入するセックス
膣に挿入するセックスも性病感染のリスクのある行為です。膣はデリケートな部分で、クラミジア、尖圭コンジローマ、カンジダなどあらゆる性病にかかりやすいので、特に女性は注意が必要です。性病のリスクをできるだけ避けるために、膣に挿入するセックスをする際には必ず避妊具を使い、プレイが終わった後はトイレに行ったり、シャワーを浴びたりして、性器周りや身体を清潔に保つようにしてください。
生理中のセックス
生理中のセックスも、性病にかかりやすくなります。HIVウイルスは血液中に含まれているので、生理のときに性行為をしてしまうと、血液を介してパートナーがエイズにかかる可能性も高くなってしまいます。生理中は普段よりも身体がデリケートになり、ストレスが増える場合やさまざまな病気にかかりやすいので、できるだけ性行為は控えたほうが良いでしょう。
車内や自然の中などの屋外でのセックス
室外や野外でのセックスは誰かに見られているかもしれないというスリルが味わえるため好む人もいますが、室内のプレイよりも、病気の感染リスクが高くなるので注意が必要です。屋外には、さまざまな細菌やウイルスが存在しており、とても危険なのです。公園、車内、山や海辺など自然の中での性行為は不衛生なだけでなく、誰かにバレてしまうと、社会的な制裁を受けるリスクもあるので、行わないほうが良いでしょう。
フェラチオやクンニリングスなどのオーラルセックス
オーラルセックスは、アナルや膣に挿入しないので、性病のリスクが低いのではと思うかもしれませんが、実は結構リスクが高いプレイなのです。フェラチオのようなオーラルセックスは、クラミジアや淋病にかかる確率が非常に高いので、コンドームを着用しない状態でのプレイは避けるべきです。パートナーの口の中に出血があるときに、オーラルセックスをしてしまうと、エイズにかかってしまうこともありますので、気を付けたほうが良いでしょう。また、クンニリングスに関しても、若干感染のリスクがありますので、油断はできません。
舌を絡めあうディープキス
唇を軽く合わせる程度のキスであれば、性病に感染する確率は非常に低いです。ただ、舌を入れたディープキスの場合には、咽頭クラミジア、咽頭淋病、性器ヘルペスなどの性病に感染するリスクが高くなってしまいます。パートナーの口腔内に、傷や口内炎などがあり、出血している場合には、わずかですがエイズに感染してしまうリスクもあるので、気を付けてください。ディープキスをした後は、よくうがいをしたほうが良いでしょう。
一番感染リスクが少ないのが自慰行為
自分一人でアダルトビデオなどを観ながら、性器を刺激する行為は、性病にかかるリスクが一番低いです。ただ、手を洗わなかった場合や不衛生な環境で自慰行為をしてしまうと、尿道炎や膀胱炎などの病気にかかってしまうこともあります。また、激しい自慰行為を繰り返していると、性器を爪などで傷つけてしまうリスクもあるので、注意してください。
一番感染リスクが高いプレイは、アナルセックスや膣への挿入を伴うセックスです。オーラルセックスなども感染することがあります。軽いキス、自慰行為などは、性病感染リスクが非常に低いです。ただ、不潔な手で性器を触って自慰行為をすると、膀胱炎などになってしまうことがあるので、気を付けてください。どんなプレイであっても、性行為に感染するリスクがあります。性病を防ぐためには、プレイ時にコンドームを着用する、プレイ終了後はうがいをすることやシャワーを浴びて身体を清潔に保つことが大事です。もしも、性病に感染したかもしれないと思ったら、すぐに医療機関を受診し、検査を受けるようにしてください。