オーラルセックスでも感染する性病について

SEX 性病について

性病は性器と性器が接触するだけが感染ルートではありません。オーラルセックスでも感染しますので、性交渉の際は注意が必要です。オーラルセックスとは口を使ってする行為のことで、ディープキスやフェラチオ、クンニ、シックスナインなどのことを言います。こういったプレイは現代ではAVの世界でもオーソドックスなものとなっており、それをまねて多くの人が好意に及ぶということで、感染の確率も高まっているということが言えます。

オーラルセックスの際にコンドームを使用しているカップルは少ない


ある調査によると、若い男女がセックスの際にオーラルセックスをしている比率は7割に及ぶという調査結果もあります。ただし、このうちコンドームを使用してオーラルセックスをしている比率は2割程度で、このことからもオーラルセックスが性病感染を引き起こすことはあまり認識されていないこともわかります。
実際にはコンドームを装着した状態でフェラチオとなりますと、せっかく気分が盛り上がったセックスの雰囲気に水を差すというふうなことも言えるかもしれません。単純な話ですが、ゴム1枚あるかないかで気持ちよさの度合いも全然違いますし、フェラチオをする側の女性も目の前の好きな男性のペニスをゴム付きで舐めるか、生で舐めるかは喜びも全然違うものです。しかし、お互いがきちんと性病検査をしていない段階で濃厚なオーラルセックスをすることは性病感染のリスクを考えれば絶対にしない方がベターだということは明らかです。

オーラルセックスで感染する性病の種類は?


オーラルセックスで感染する性病には淋病やクラミジアがあります。女性がこれらに感染しますと、白色や黄色のおりものが出ますが、痛みなどの自覚症状はありません。従って自分の女性器に普段と違う違和感を抱いても性病だというふうに認識しない場合も珍しいことではありません。従って病院に行かずに様子を見ながら放置するケースもありますが、治療をせずに放置しますと、子宮内膜炎など、内部深くにまで感染が進行し、最悪の場合は不妊の原因になることもあります。

また、口内に感染した場合は、喉が痛くなったり腫れたりすることがあり、発熱に至るケースもあります。また、ヘルペス感染症もオーラルセックスで感染する可能性のある性病です。ヘルペス感染症に性器から感染した場合、女性の場合は性器付近に水膨れができたり、ただれたりします。また、おしっこをした際に痛みも伴い、発熱の可能性もあります。口から感染した場合は口の周りに水膨れができたり、発熱したりします。

性病に感染してしまった場合、何科の病院に行けばいいのか?


運悪く性病に感染した、もしくは症状から感染している可能性があると思った場合は、一刻も早く病院に行って診察してもらうことが必要です。何科の病院に行けばいいかについては、男性の場合は泌尿器科や皮膚科、女性の場合は産婦人科が一般的です。また、口からの感染の場合は耳鼻咽喉科で診察してくれたりもします。いずれにしても前もって予約の電話をし、ある程度の症状を伝えてそこの病院で診てもらえるか事前に確認しておいた方がいいでしょう。

オーラルセックスで性病感染を防ぐには?


ではどうすればオーラルセックスをしても性病に移らないのか?ということですが、これについてはコンドームなしでのオーラルセックスは絶対しないことに尽きます。コンドームを付けて100%感染を防げるとは限りませんが、付けていない場合に比べて格段に感染のリスクは低くなります。

また、基本的な話ですが、不特定多数の異性とセックスをしないように心がけることも必要です。感染しても自覚症状のない性病もありますので、自分で意識しない状態でも自分が保菌者となり、別の異性に移してしまう可能性もあるからです。この辺りは道徳観のような話にもなってきますが、信頼できる異性のみとしかセックスをしないようにすれば、性病感染のリスクは低くなると言えます。

性病に関して不安な場合は相談できる機関もあります


性病に関してはシビアな問題のため、周りの人に相談はしにくいものです。従って1人で悩みを抱え、ネットサーフィンなどで情報を探そうと必死になる方もいますが、独学で調べるには限界がありますし、何よりもネットで拾った情報が本当に正しいのかは怪しいところです。こういう場合、全国の保健所に相談をするという方法があります。また、同じく厚生労働省にも相談の電話の受付窓口があります。従って不安を感じた場合は1人で悩まずにこういった機関に相談することで解決が早くなります。

まとめ


性病感染というのは実際に感染してしまうと非常に後悔するものです。また、それが原因で感染ルートと思われるお相手との関係もぎくしゃくするケースも否定できません。
つまり、性病になって得をする人は誰もいませんので、自分が感染源にならないよう、自覚を持つことが必要になってきます。

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