フェラチオで性病にかかるというのは本当か!?

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オーラルセックス(口腔性交)の前戯であるフェラチオは、口や舌を使って男性器を刺激する性行為です。男性器を直接舐めるため、咽頭に関する性病に感染している女性にフェラチオをされた男性は性病に感染することになります。あるいは性病に感染していた男性の性器をフェラチオしたことで女性が感染し、感染したことに気付かないまま別の男性にフェラチオをするということも少なくありません。
こうして本人が知らない間に感染が広まっていき、感染してもすぐには自覚症状が出ない場合やほとんどないのがフェラチオによる性病の恐ろしさです。フェラチオで性器を舐められたときに性病に感染するリスクは非常に高く、10人中3人は感染するという報告も出ています。なぜそんなに感染率が高いのか、その理由についてや感染するリスクのある性病についてご説明します。

フェラチオで9割以上もの男性が感染する病気

男性器を舐めることで感染する性病の主なものは淋菌感染症やクラミジア感染症、ヘルペス感染症に梅毒といったものが挙げられます。中でも淋菌感染症は淋病とも言い、感染すると男性の9割になんらかの症状が出る性病です。感染してから症状が出るまでに2~7日かかり、女性の8割が無症状なのに対して男性はさまざまな苦痛を伴う症状を発症するのが特徴です。
フェラチオで舐められた男性が淋菌感染症にかかることが多いのは、女性には咽頭炎などに似た症状しか発症しないことが理由となっています。喉の違和感やイガイがするといった風邪の症状に大変似ていることから、淋菌感染症に感染している自覚がない女性もいるほどです。男性が淋菌感染症にかかると男性器がかゆくなって熱を持ち、濃い黄色の膿が大量に出てくるようになります。また排尿時に強い痛みを感じ、尿道に違和感を覚えることも少なくありません。男性器の先端が赤く腫れ、頻尿を起こしてトイレに行く回数が増えてきますが、排尿時に焼けるような痛みを伴いながら尿と一緒に黄色い膿が排出されます。中には立っていることすらできないほどの激痛に襲われる男性もおり、淋菌感染症は膀胱炎や精巣上体炎、前立腺炎を引き起こす可能性もはらんでいる病気です。

フェラチオで最も多いとされるクラミジア

クラミジア感染症は男性がかかる性病で最も感染者が多い性病で、感染してから症状が出るまでの期間はおよそ1~4週間です。症状としては尿道のむず痒さや違和感、排尿時にちくりとした痛みを感じます。また男性器の先から膿が出ることもありますが、たいていはかゆみや尿道に感じる違和感などが軽いというのがクラミジア感染症の特徴です。
この症状の軽さゆえに感染していることに気付かない男性も多く、中には感染しているにもかかわらず無症状の場合も少なくありません。フェラチオによるクラミジア感染症を発症する男性が多いのは症状が出るまでに時間がかかることや、病気の症状が比較的軽いことなどが要因といえます。

フェラチオで感染する病気はほかにもある

そのほかにも男性器を舐められたとこで感染する性病に多いのが、性器ヘルペスや梅毒、HIⅤなどがあります。
ヘルペスはヘルペスウイルスによって感染する病気で、口の周りにできる口唇ヘルペスを持った女性にフェラチオをされると性器ヘルペスに感染します。性器ヘルペスは「単純ヘルペス2型(HSV-2)」と呼ばれ、下半身に発症するのが特徴です。感染すると男性器にまず不快感やかゆみの症状が現れ、赤い発疹や水ぶくれができてきます。
水泡の数は多く、特に初めて感染したときには激しい痛みを伴います。排尿困難や歩行困難になるほどの激痛に見舞われることも多く、何度も再発することから再発時には最初に水泡ができた部分に軽度の潰瘍ができるケースが少なくありません。「梅毒トレポネーマ」という菌によって感染する梅毒は、口腔内に傷や出血がある女性にフェラチオをされることによって、血液中に存在する梅毒トレポネーマが男性器から侵入して血液内へと進行します。男性器にも傷があると感染率はさらに高まり、梅毒初期Ⅰ期は性器の周辺に痛みのない小豆大のしこりができますが、2~3週間で消えてしまう性質を持っています。
しかし初期梅毒Ⅱ期になると全身に赤い発疹が現れ、発熱や倦怠感、関節痛などの風邪の症状が出てきます。以降もⅢ期、Ⅳ期と進んでいき、HIVにかかりやすくなるという危険をはらんだ非常に怖い性病です。HIVはヒト免疫不全ウイルスが免疫細胞を破壊して免疫不全を起こす病気で、いつエイズを発症するかは人によって異なります。しかし発症すると数年で命を落とす危険が高く、フェラチオによる梅毒からHIVに感染することを念頭に置いておくことは非常に重要です。

フェラチオで感染する性病は、感染したことがすぐにわかるものもあればそうでないものもあります。そのため少しでも異変に気付いた場合は、ためらうことなくすぐに専門医の診察を受けてください。そしてフェラチオで舐められても性病に感染しないよう、コンドームを着用するなどの対策を欠かさないことが大切です。

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