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もし妊娠中に淋病にかかってしまったら!赤ちゃんに及ぶ影響を考える

淋病とはどのような病気?


淋病は性感染症の一種で、淋菌に感染することによって引き起こします。感染者との性行為により、淋菌に感染するもので、主な原因は性行為がほとんどです。オーラルセックスでも口の粘膜に感染することもあるので要注意です。
男性の場合、感染から2~7日の潜伏期間を経て尿道炎を引き起こすことで排尿痛や勃起痛が起こったり、尿道から膿が大量に出てきたりするようになります。ただ女性の場合は男性のように症状が見られることが少なく、気付きにくいことが多いです。
子宮頸管炎を生じるものの、症状としてはおりものが増加したり、不正出血があったり、性交痛があることがありますが、7割もの女性が全く自覚症状がないのが特徴です。自覚症状がないままですと、卵管や卵巣にまで炎症を起こすことになります。

妊娠中に万が一淋病に感染してしまったら


妊娠中にパートナーが淋病にかかってしまい、それが性行為等により妊婦に感染してしまうというケースがあります。
もし自覚症状がなくても不安があれば病院に行くのが望ましいです。それは妊娠中に淋病にかかってしまうと考えられるのは赤ちゃんへの影響です。実は、淋病は妊婦がかかってしまった場合、胎児に影響があるというよりも産道感染する可能性が高くなります。
しかもその確率は3分の1と意外にも高確率で起こるのです。しかも、生まれてきた赤ちゃんに感染してしまうと大きなダメージを受けてしまう可能性があるのです。

淋病に感染した赤ちゃんへの影響


赤ちゃんが淋病に感染してしまった場合、淋菌性結膜炎、髄膜炎、敗血症、関節炎、尿道炎などのさまざまな感染症を引き起こしてしまう可能性があります。中でも一番恐ろしいのが淋菌性結膜炎です。淋菌性結膜炎は、生後2、3日で両目に強い結膜充血や浮腫、眼瞼腫脹が起こってクリーム状の眼脂が出るという特徴があります。
この症状が進行してしまいますと、角膜潰瘍や角膜穿孔を引き起こし、失明に至ることも否めません。
生まれてきた赤ちゃんの視力が絶たれるのは、その後の成長や赤ちゃんの人生に大きな影響を与えてしまいます。そのため、もし感染を疑った場合はすぐに医師にかかるようにし、適切な処置、治療を行うようにしましょう。

淋菌性結膜炎の治療方法


赤ちゃんに対する淋菌性結膜炎はかつての日本では非常に恐ろしい病気であるとされていましたが、近年では妊婦がすでに罹患している場合は淋菌性結膜炎の感染が疑われるため、産後すぐ抗菌薬を頻回点眼して対処します。治療というよりも予防として抗菌薬を点眼することで失明のリスクを下げることができるようになってきました。
さらに感染が明らかな場合は治療として抗菌薬の点眼と全身投与によって対処していくことになります。そして自宅ではなく必ず入院で評価する必要があるため、入院治療していきます。

妊娠中不安な場合は検査を欠かさずに


妊婦が産婦人科で妊娠中に行う性感染症検査は、クラミジア、梅毒、HIVのみです。
そのため、自覚症状の出にくい淋病にかかっていたとしても検査項目にないのでそのまま出産を迎えてしまうという可能性もあります。パートナーが万が一淋病に感染している場合、心配な方は必ず医師に伝えて淋病の検査を受けると良いでしょう。
妊婦健診には含まれてはいませんが、相談すれば淋病検査を行うことは可能です。

罹患した妊婦に対する淋病の治療方法


万が一淋病に罹患していたら、すぐに治療を始めます。淋病に効果を発揮する抗菌薬を1回注射で投与します。そして数日後に検査を受け、淋菌がなくなっていれば完治となります。抗菌薬を妊娠中に使うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんが淋病に罹患してしまうことこそリスクが非常に高いため、積極的に治療を行うべきです。

妊婦自身が淋病を予防するには


やはり淋病に限らず、性感染症を予防するには性行為の際にコンドーム使用を心がけることが必須です。淋菌は男性の場合精液、女性の場合膣分泌液に存在しているのでコンドームの使用は有効になります。
ただし、コンドームは完全に予防できると約束できるものではありません。
破れてしまう可能性も十分にあるからです。
そのため、パートナーが罹患しているとわかった時点で性行為は避けることが大切です。

まとめ


淋病は妊婦がかかってしまうと産道を経て、赤ちゃんにも感染するリスクが非常に高いことがわかりました。
そして赤ちゃんが罹患することで負うリスクも淋菌性結膜炎という病気によって失明の恐れという結果をもたらす可能性があるのです。
失明という最悪の結果を招かないよう、万が一妊婦自身が罹患していることがわかった場合、産後すぐに赤ちゃんにも抗菌薬の点眼で予防対策すること、そしてパートナーが罹患していた場合は速やかに自身も念のため検査を行い、罹患していない場合はパートナーが完治するまで性行為を一切絶つことが必要です。
生まれてくる赤ちゃんの人生のためにも、正しい行動を取るよう心がけましょう。

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